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フィンキックの基本はバタ足のように足を上下にキックする「フラッターキック」ですが、
その他にもいろいろなバリエーションがあります。
場面に応じて使い分けできるようになれば、環境にもやさしく効率的なキックが可能になります。
あおり足
「あおり足」とは、下の絵のように平泳ぎのときに使うキックのことです。(絵はキックを後方から見たところ)
このキックを使えば水は後方に押し出され、上下には移動しないので、砂は巻き上がりません。
特に砂地の水底近くを移動する場合は、必須のテクニックです。このキックをマスターすれば、
水底30cmぐらいでも砂を巻き上げずに移動できます。
「フラッターキック」(バタ足)に比べてスピードは出ませんが、足の動きが左右対称なので
安定した姿勢を保つことができ、少ないパワーで効率よくゆっくり泳ぐのに便利です。
ヒザをやや内股気味にして、ヒザから下の部分で大きく弧を描くようにキックするのがポイントです。
なお、蹴り終わった後、しばらくそのままの姿勢を保ち惰性で進むようにすると、一層の省エネになります。
スライドキック
「あおり足」の変形型とも言うべきキックで、片方は「あおり足」で、もう片方はフィンの甲の部分で
キックします。(絵はキックを後方から見たところ)
ダウンキックが大きな推進力を生むので、「あおり足」の片方にダウンキックを取り入れた方法です。
「あおり足」と同様、省エネで運動量を抑えることができるので、ガイドやベテランダイバーなどが
よく使っている効率的なキックです。
見本の絵は甲側でキックする足が右足に固定されていますが、左右交互にキックしてもOKです。
なお、蹴り終わった後の惰性移動が一層の省エネになるのは「あおり足」と同様です。
開閉キック
足を肩幅程度に開いたり閉じたりして、フィンをひらひらと返しながら進むキックです。(絵はキックを上から見たところ)
足を開くときは水の抵抗を少なくするためフィンを水平にするか、もしくはフィンの裏を外向けにして開き、
閉じるときにフィンの裏を内側に傾けて水を挟むようにします。
究極の省エネキックで、推進力はそれほどありませんが、水流を小さく抑えることができるため、砂地の水底や狭いケーブ内などを
泳ぐときに最適のキックです。